人前で緊張する「あがり症」の克服は、場数を踏んで経験を積むこと

メンタル

大勢の人の前でスピーチしたり文字を書いたときに、心臓がドキドキしてマイクやペンを持つ手が震えたり、足がガクガク震えたような経験はありませんか?

こうした症状を「あがり症」といいます。

たいていの人は、同じような場面を何度か経験するうちに次第に慣れていって、そのような症状は出なくなります(出にくくなります)

でも一部の人は、なかなか症状を軽減・解消することができず、人前に出るような場面に遭遇することを恐れ、避けるようになっていきます。これが「社交不安障害」です。

私も、かつては人前に出るのが大の苦手で、まさに手足はガクガク状態だったんですが、こういう状況になってしまうと精神的につらいですね。人前でのプレゼンなんて絶対にやりたくありませんでしたし、結婚式や葬儀の記帳、飲み会の乾杯ですらイヤでした。

今思うと、当時、職場の人間関係でかなりストレスを抱えていたので、それが原因でそんなことになってしまったのかなって勝手に思っていますが、はっきりとしたことは分かりません。

しかし、今では、そうした症状もかなり軽減でき、人前で話すことや乾杯なども苦にならなくなりました。やはり、それなりに場数を踏んで、慣れることができたのが良かったんだと思います。

今回は、あがり症とその克服方法についてです。

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あがり症とは

大勢の人の前でスピーチをするときに、心臓がドキドキしてマイクを持つ手が震えたり、足がガクガク震える症状をあがり症といいます。

ステージの上に演台があって固定されたマイクであれば、マイクを持つこともありませんし、足が震えても演台に隠れるので大丈夫です。しかし、ワイヤレスマイクを手にもって、演台も無しにスピーチをしなければならないようなケースは最悪です。

両手でマイクを持って震えを抑えたり、足を微妙に動かして震えをこらえるしかありません。

私も過去にこうした症状に苦しみました。学生時代は全然平気だったのに、30代で発症し、それからはずっと悩まされてきました。

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あがり症の症状

あがり症の症状は、人前にさらされるときに発症します。"さらされる"という表現が適切かは分かりませんが、本人としてはそのような場面に関わりたくないんです。できれば人前に立ちなくないというのが切実な願いです。

場面としては、

  • スピーチや説明会など、人前で話しをする
  • 大勢の人前で字を書く、結婚式や葬儀の記帳
  • 人前での飲食、乾杯、お酌をしてもらう

こうした状況が危険ですね。

一般的な症状としては、次のようなものがあります。

  • 心臓がドキドキする
  • 手や足の震え
  • 声の震え
  • 赤面
  • 発汗
  • お腹の不快感・下痢

こうした症状がさらにひどくなると、人前に出るような強い不安を避けたり、他人にあがり症のことを知られたくないと考えるあまりに、周りの人たちとの接触や人前に出ることを避けるようになり、日常生活に支障を及ぼすこともあります。これが「社交不安障害」です。

社交不安障害の簡易診断

DSM-IV(精神障害の診断と統計マニュアル)を基準とした簡易な診断方法で、下記の4項目全てに該当する場合は「社交不安障害」の可能性があります。

  • この1か月間に、人から見られたり、注目を浴びたりすることに恐怖や戸惑いを感じたり、恥をかきそうな状況を恐れたりしましたか?(ここでの恐怖とは、人前で話す、人前で食事をする、誰かに見られているところで字を書く、などによるもの)
  • その恐怖は、自分でも恐がり過ぎているとか、常軌を逸していると感じていますか?
  • その状況は、わざわざ避けたり、じっと我慢しなければならないほど怖いものですか?
  • その恐怖により、あなたの通常の仕事や社会生活が妨げられていたり、それにより著しい苦痛を感じていますか?

社交不安障害となると、大勢の人前で話すことだけでなく、1対1の人間関係にも支障をきたします。

  • 見知らぬ人や少し顔見知り程度の人に対して、はっきりと自分の意見を言えない
  • 人にものごとを頼まれても断れない
  • 人と違う意見を言えない
  • 異性に声をかけられない

周りの人から見れば、何を頼んでもやってくれる「いい人」なんですが、本人は大変ですよね。本当は断りたいのに断れないんです。もう身体もヘトヘトです。そうすると、職場や学校へ行けなくなってしまったり、うつ病やパニック障害を併発してしまうこともあります。

あがり症の克服

では、あがり症はどうすれば克服できるのでしょう。

一番大事なのは「周りの人は、あなたが考えるほど、あなたに興味も関心も無い」っていう風に考えることですね。そして、

  • 「自分は見られている」という自意識過剰な思いをやめる
  • 「失敗してもいいんだ」と開き直って大胆に考える

この2つを常にイメージして、何かイベントで人前に立たなければならないときも「緊張するのは当たり前」「手や足が少しくらい震えたっていいや」「ありのままの自分でいこう」というように思うようにすることです。

「完璧でなければいけない」とか「人前で失敗したくない」って考えているうちは、なかなか改善されないと思いますよ。

実際、私も最近では「緊張しまくり」「頭真っ白」みたいなことはありません。手や足も震えることもかなり改善されました。

その理由は、一言でいえば"場数を踏んだ"からです。

若い頃は、自分の発表・説明をこなすだけで精一杯でしたので、聴衆にどう伝え、どう理解もらうか、なんてことは一切考えませんでした。しかし、役職が上がるとそうも言ってられません。話す目的や内容も全然違います。

いかに上手に話をして、聴衆に自分の話を理解してもらうか。そのためには堅い話ばかりでなくて、時々は笑いも取らなければいけません。何より聴衆の関心・興味を引いて、しっかり話を聞いてもらわなければなりません。

そんなことを考え、当日に向けた準備に集中しているうちに、ステージ上で緊張したり、あがってしまう癖を忘れてしまったんです。つまり「私、あがり症です。なんて言ってる場合じゃないよ!」ってことなんですね。

そういうことからも、場数を踏んで、たくさんの経験を積むことが、あがり症克服の近道であると私は思います。

まとめ

緊張することは誰にでもあります。あがり症も多くの人が経験すると思います。問題は、経験した緊張やあがり症に対して、どう考え、どう向き合うかでしょうね。

フィギュアスケートやスキージャンプの選手の緊張は半端ないと思います。一発勝負ですし、そこにメダルがかかっていたら重圧はすごいと思います。

明石家さんまさんや関根勤さんもテレビで言ってました。「若い頃はいつも緊張していた」「緊張する人ほどたくさん練習して大物になれる」ってね。いい言葉ですね。

 




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