「本番に弱い人」を本番に強くする簡単な方法

メンタル

辛くて苦しい練習をずっと重ねてきて、いよいよ本番。ところが、練習では出来ていたのに本番になった途端にミスを連発なんてことありませんか? フィギュアスケートや体操競技など、プロの世界でもよくある話ですよね。とくに一発勝負の競技ではありがちな話です。

これは、スポーツの世界だけでなく、私たちの日常生活の中にもあります。大事な発表会なのに練習してきたピアノ演奏が上手に出来なかった。会社の発表会で新企画のプレゼンがまともに出来なかった、なんてことですね。

じつは、これって、与えられた課題に対する「難易度」「練習量」「聴衆」の3つが微妙に関係して、上手にできるか失敗してしまうかが決まるらしいんです。

今回は、"「本番に弱い人」を本番に強くする方法"を考えます。

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緊張やプレッシャーは誰にでもあること

私の会社では、若手社員を対象にした新企画の発表会を毎年のようにやっています。まずは各支店ごとに予選会を行って代表を選出し、次に全国の代表が本社に集まって決勝戦という形です。

でも、支店の予選会などにいるんですよね。明らかに緊張のしすぎで、まるで説明になっていない社員が…。話を聞くと、「練習ではキチンと出来たのに、本番になったら審査員とたくさんの聴衆を前にしたために緊張しすぎて頭が真っ白になってしまった。」ってことなんです。

私も若いときにこういう経験があります。緊張のあまり、何をしゃべっているのか分からなくなってしまって、プレゼンで赤っ恥をかいた記憶があります。それ以来、しばらくは原稿がないと人前でしゃべれない状況が続きました。

よく、本番に強い人のことを、「肝が据わってる」とか「心臓に毛が生えてる」なんて言いますが、そういう人はうらやましいですね。でも世の中に緊張しない人なんていませんよ。プレッシャーを感じないなんて人も当然いません。

みな、練習したり経験を積むうちに大丈夫な状況になっていったんです。かくいう私もそのうちの一人ってことですね。

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本番に弱いタイプ

私がいままで見てきた人の中にも本番に弱い人がたくさんいました。そういう人の特徴としては次のようなことが言えますね。

完璧主義

「絶対に失敗できない」、「こんなことで失敗するはずがない」と思い込んでいるタイプですね。こういう人に限って、自らの難易度を高くしてしまうんです。例えば、「テストで90点取れればいいのに、絶対に100点でないとダメ。」っていう人です。こうしたことを繰り返すうちに、ミスや失敗を極度に恐れてしまい、本番になると過度なプレッシャーがかかってしまうんです。

極度のあがり症

「みんなの前で失敗したくない」、「失敗してみんなに嫌われたくない」ってタイプです。こうしたことを考えてしまうために、大勢の聴衆の前に立っただけで極度の緊張状態になってしまい、結果として実力の半分も出せないなんてことになってしまいます。

練習不足

どう見ても練習不足ってタイプです。しっかり練習しなければ、本番で上手くできるはずがありません。世の中をなめてる人ですね。これ、やっちゃうと周りの信頼をかなり失いますから要注意です。

ザイアンスの動因理論

ザイアンスの動因理論というものがあります。

これ、分かりやすくいうと次のような2つのことなんです。

  • 簡単な課題であれば、適当な聴衆がいた方が作業が効率的にでき、成功する確率が高まる
  • 難しい課題や練習不足の場合、聴衆がいることで作業効率が悪くなり、失敗する確率が高まる

この考え方を「本番に強い」あるいは「本番に弱い」ということに当てはめると、

本番に強い人

  1. 課題の難易度を自分に合ったレベルにしている
  2. しっかり練習している
  3. 課題を簡単であると認識しているために、聴衆がいることでさらに成功しやすい

本番に弱い人

  1. 課題の難易度を自分のレベルよりも高くしている
  2. 難易度が高いわりに、十分な練習ができていない
  3. 課題を難しいと認識しているために、聴衆がいることでさらに失敗しやすい

となるわけです。どうでしょう、考え方の整合はとれていますよね。

本番に強くなるには、とにかく練習を繰り返すことが大事

こうしたことからも本番に強くなるためには、与えられた『課題』に対して、

  • 難易度を自分に合ったレベルにする(難しくしない)
  • 練習を繰り返して、「簡単」と言えるところまでもっていく(自分のものとする)
  • 聴衆を意識せず、課題をこなすことに集中する(場の空気に飲まれない)

このような3点が重要になると思います。

フィギュア・スケートの世界でも、あえて高難度のジャンプを取り入れて高確率で成功させる選手はしっかりと成績も残していますよね。あるいは、少し難度を下げてでも毎回のように100%成功させる選手も素晴らしいと思います。

ダメなタイプは、練習でたまたま数回飛べただけなのに、それを本番に取り入れてイチかバチかで勝負するような選手ではないでしょうか。こうした選手は本番で転倒したりしますよね…。

まとめ

本番で成功する秘訣は、「難易度」「練習量」「聴衆」の3つです。与えられた課題に対して、自分のレベルに合った難易度で挑むこととし、繰り返し十分な練習をして失敗しないレベルまでもっていき、聴衆を意識せずに課題をこなすことだけに集中する。

これさえ出来れば、もはや「本番に弱い人」なんて誰も言いません。どこに行っても通用する「本番に強い人」になったんです。

 

 


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