今やマラソンシューズは、足袋型『陸王』でなく厚底タイプだった

ジョギング

平成最後の第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、東海大学が悲願の初優勝を成し遂げましたね。しかも大会新記録での優勝、これは凄いです。

今回は23校が参加して、往路107.5kmと復路109.6kmの計217.1km(10区間)で争われたんですが、往路優勝が東洋大学、復路優勝が青山学院大学、そして、総合優勝が東海大学という稀にみるデッドヒートでした。選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。

ところで、参加選手の多くがナイキ製の厚底シューズを履いていたことをご存知ですか? 参加230人中95人がナイキ製厚底シューズを履いていたんです。じつは、このナイキ製厚底シューズ、昨年世界で開催された主なマラソン大会でも多くの有名選手が使っています。

一方、2017年秋に放送された日曜劇場『陸王』では靴底がペラペラの足袋型シューズがブームだったんですが、このギャップは一体何なんでしょう?

今回は、ナイキ製の厚底シューズについてです。

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ドラマ『陸王』のおさらい

毎週日曜日、夜9時といえばTBS日曜劇場を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。倍返しの『半沢直樹』や『下町ロケット』なども人気ですよね。

2017年10月~12月に放送された『陸王』は、池井戸潤原作、主演は役所広司。竹内涼真や山﨑賢人といった豪華キャストも話題でした。

ドラマの舞台は、老舗足袋業者の”こはぜ屋”、従業員20名の地方零細企業です。日々、資金操りに頭を抱える四代目社長(役所広司)は、会社の生き残りのためにある新規事業を思い立ちます。それまで培った足袋製造の技術を生かして、”裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発はできないかというものです。

しかし、その道のりは厳しいものでした。世界的スポーツブランド”アトランティス”からの嫌がらせ、資金難、ソール素材”シルクレイ”の製造など…。

こうした困難を乗り越え、ついに足袋型マラソンシューズ『陸王』が完成。最終話では『陸王』を履いた主人公(竹内涼真)が見事に国際マラソン大会で優勝し『陸王』の注文が殺到。”こはぜ屋”も大きく成長します。

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こはぜ屋の足袋型シューズ『陸王』はいずこへ

当時、実際にスポーツ専門店に行くと、マラソンシューズのコーナーには、薄くて足袋型のまさに『陸王』のようなシューズがたくさん置いてありました。裸足感覚でのマラソンということで、走り方も独特の走法みたいな説明がありましたね…。

しかし、昨年9月のベルリンマラソンで、2時間1分39秒と言う驚異的な世界新記録を樹立したエリウド・キプチョゲ選手(ケニア)や、10月のシカゴマラソンで2時間5分50秒の日本新記録を打ち立てた大迫選手。さらには12月の福岡国際マラソンでも、優勝した服部選手をはじめ有力選手のほとんどがナイキ製の厚底シューズを履いていたんです。

そうなんです。じつは、すでに2017年当時からマラソン界では『陸王』とは真逆ともいえる厚底シューズがトレンドだったんです。

時代は、足袋型シューズから厚底シューズへ

ナイキ製の厚底シューズの正体は、”ズーム ヴェイパーフライ 4%という商品です。

ナイキによる前人未踏のフルマラソン2時間切りプロジェクト「Breaking2」から生まれたエリートランナー向けモデルということで、同社史上最速シューズとも言われているそうですよ。価格も86,400円ということですから、とても私のような市民ランナーには手が届きません。

ナイキによると、このシューズの最大の特徴はソールが厚いこと。ソール全体にカーボンファイバー(炭素繊維)のプレートが埋め込まれていて、それがバネのような役割をするらしいんです。

カーボンファイバーといえば、”軽くて強い”というのが謳い文句で、スポーツの世界ではテニスのラケットや釣り竿などに使われていますね。

まとめ

つまり、池井戸潤がドラマの原作となる小説『陸王』を発表したのが2013年。当時はソールが薄くて、フラットな足袋型シューズが最先端だったんですが、日曜劇場が放送された2017年にはすでに足袋型シューズは主流では無く、厚底シューズがブームであったということなんです。

そして、今やマラソン界はナイキ製の厚底シューズに席巻されている状況です。それだけ素晴らしいシューズなんでしょうね。

ただ単に、そのことを知らなかった”私の勘違い”というオチでした(笑)。

 


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