一体なぜ?キレる老人「老爆」が多い2つの理由

メンタル

最近、毎日のように高齢者による凶悪な犯罪が報道されています。平成29年版犯罪白書によれば、 65歳以上の高齢者の検挙数は他の年齢層と比較して最も多い約4万7千人(約21%)となっています。

なぜ、こんなに高齢者による犯罪が多いのでしょうか? 今回は、キレやすい高齢者すなわちキレる老人「老爆(ろうばく)について考えます。

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高齢者が凶悪化

全国各地で高齢者による殺人、放火、暴行、傷害といった凶悪犯罪が発生しています。平成29年版の犯罪白書(法務省)によれば、平成28年度における65歳以上の高齢者による犯罪は、他の年齢層と比較して最も多い4万6,977人(前年比1.4%減)となっていて、平成9年の検挙数の約3.7倍になっているんです。

日本昔話では、「お爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に…」ってあるくらい、お爺さんやお婆さんは良い人という設定です。まさに愛されキャラですよね。

コブとり爺さんなど、ごく一部の昔話に意地悪なお爺さんやお婆さんも登場しますが、それらは例外といってよいでしょう。

でも、最近ニュースを見ていると、ご近所トラブルの原因はほとんど高齢者ですし、ゴミ屋敷の住民も高齢者です。さらに目をつむるような凶悪犯罪も各地で起こしているんです。

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キレる高齢者の原因

こうした中、日本は超高齢社会に突入しています。

総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率といいます。世界保健機構(WHO)によると、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」といいます。

1970年に高齢化社会になってから、1994年に高齢社会、さらに2007年には超高齢社会になっているんです。こうした背景には、出生率の低下や医療技術の進歩などがあるみたいですね。

 

さらに、日本の高齢化率は世界でも類をみない速さで進行しています。高齢化率の推計値(総務省)によれば、65歳以上の高齢者が総人口に占める割合は、2020年には30%、2060年には40%になるとされています。

では、キレる高齢者が増えている原因はいったい何なんでしょうか?

医学的なもの

高齢者がキレる原因の一つは、"脳機能の低下"にあるみたいですね。高齢者になると脳の前頭葉という部分が縮んでしまい、感情の抑制が難しくなって、キレやすくなるというんです。

たしかに高齢になると、物事に対する理解力が低下したり、ひどい場合にはボケちゃったりしますよね。こうしたことが原因となって感情的にイライラしやすいみたいなんです。

社会的なもの

もう一つの原因が、"孤独や疎外感"です。奥さんやご主人が亡くなって、一人ぼっちになってしまった。子供や孫も別居のために会う機会がほとんど無い。あるいは、会社勤めの頃はバリバリ仕事をして部下から信頼されていたのに、退職してからは周りの誰も相手にしてくれなくなった。こういったことなどがイライラの原因になっているみたいなんです。

とくにプライドの高い高齢者は、イライラや怒りが出る傾向が高いらしいんです。

高齢者がキレないための対策

私たちもいずれは老いて高齢者になります。そのときにイライラや怒りを抑制し、周りの人たちと上手にお付き合いしていくためには、どのような対策が有効なんでしょう。

まず、高齢化による脳機能の低下を防ぐためには、日頃から脳を使うことが大切みたいですね。囲碁や将棋のような頭を使う趣味をもつとか、写真や絵画、盆栽などの芸術的な趣味も感性を高めるといった観点で良いのではないでしょうか。

また、孤独や疎外感を解消する方法としては、初めてのことにチャレンジしてみる、いろんな人と話をする、地域の仲間の輪に入る、こうした行動が効果的だと思いますよ。地域などで積極的に活動している高齢者にキレやすい人はあまり見かけませんしね。

さらに、アンガーマネジメント"という方法で、自分の怒りを抑えることが可能になります。私たちの日常生活で、よくありそうな怒りのシーンを想定した実践対策もありますので、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。おススメですよ。

 

まとめ

キレやすい高齢者「老爆」もじつは寂しい環境に置かれている可能性があります。ですから、周りの人たちがこうした高齢者に寄り添ってあげることが大切だと思いますよ。キチンと話しをすれば、高齢者のイライラや怒りも静まるのではないでしょうか。

ましてや、自分のところのお爺さんやお婆さんが間違っても老爆にならないようにしてあげることは家族の責任です。

私たちも将来「老爆」にならないように気を付けなければなりませんね。

 


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