風邪ウイルスとトイレで手を洗わないオジサン

リスク管理

最近、めっきり寒くなりましたね。いよいよ冬本番、こうなると心配なのが「風邪」の流行です。咳、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、頭痛、発熱など、風邪をひくと本当につらいですよね。でも、会社を休むことが出来ない人も多いのではないでしょうか。

たいていの場合、病院で診察してもらって薬を服用する。あるいは、安静にして睡眠を十分にとり、栄養と水分を補給することで治癒します。しかし、風邪の原因となるウイルス・細菌の種類は極めて多いため、いまだに特効薬はありません。ですから、手洗い、マスクの着用、こまめな水分補給などの予防が大切になります。

こうした中、世間にはトイレに入っても手を洗わない不潔極まりないオジサンが生息しています。「風邪ウイルスが付着したドアノブとトイレで手を洗わないオジサンが触ったドアノブ、どっちを選びますか?」って言われたら、私は間違いなくウイルスが付着した方を選びますね(笑)。

今回は、"風邪ウイルスとトイレで手を洗わないオジサン"についてです。

スポンサーリンク

まずは敵(風邪)を知る

私も毎年のように風邪の症状である咳や鼻水などがありますが、よほど酷くならないと病院には行かないので、ほぼ自力で治しています。でも、なかなか会社は休めないので辛いですね。熱が40℃近くあると頭もボーっとしているんで、まるで仕事になりません。

この風邪ですが、あらゆる年齢層に発症して、健常な人の大半が罹患(りかん)する疾患です。「罹患」というのは、風邪の症状の有無に関わらず、風邪のウイルスに感染した状態ですね。余談ですが、頭痛や発熱などの症状が現れることを「発症といいます。

風邪の原因はウイルスや細菌

風邪の原因は、80~90%がウイルスといわれています。主なウイルスとしては、ライノウイルス、コロナウイルスが多く、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどが続きます。ウイルス以外では、一般細菌、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミドフィラなど特殊な細菌も原因となります。

 

風邪の30~50%はライノウイルスが原因とされています。ライノウイルスによる風邪は、一年中見られますが、特に春と秋に多いみたいですね。咳によって生じた飛沫を吸い込んだり、鼻水中のウイルスが付着したものに触れた手で自分の鼻の中、口の中、眼に触れて感染します。鼻、のどといった上気道に炎症をおこすのが特徴で、頭痛やのどの痛み、鼻づまりといった症状があります。

一方、コロナウイルスは風邪の原因の10~15%を占めるとされています。冬季の発生が多く、咳によって生じた飛沫を吸い込むことや、ウイルスが付着した媒介物などから感染します。鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳などの症状が見られ、発熱することもあります。

ウイルスと細菌の違い

ところで、ウイルスと細菌は全く異なるものであることをご存知ですか? 主な違いには次のようなものがあります。

発症する病気が異なる
・ウイルス:インフルエンザ、感染性胃腸炎(ノロウイルス)、エボラ出血熱など
・細菌:肺炎球菌による肺炎、大腸菌による膀胱炎、サルモネラ属菌による食中毒など

大きさが異なる
・ウイルス:20~300nm(ナノメートル)
・細菌:1~5μm(マイクロメートル)
細菌はウイルスよりも数10倍〜100倍くらいサイズが大きいんです。
マイクロメートル(μm)は1mmの1000分の1の大きさで「ミクロン」とも言います。また、ナノメートル(nm)は1mmの100万分の1、1μmの1000分の1の大きさです。

増殖方法が異なる
・ウイルス:人や動物の細胞の中に入らなければ増えることができない
・細菌:自分の力で増殖することができる

抗生物質による効果
・ウイルス:抗生物質が全く効かない
・細菌:抗生物質(ペニシリンなど)で細菌を破壊することができる
ちなみに、インフルエンザに用いるタミフルは抗生物質ではありません。

感染経路

ウイルスの感染経路には、飛沫感染、接触感染、空気感染の3つがありますが、風邪は飛沫感染または接触感染で感染することが多いようです。

飛沫感染:咳、くしゃみなどの飛沫と共に放出されたウイルスを鼻腔や気管など気道に吸入することによって感染するものです。患者から2mの範囲が飛沫の届く範囲です。

接触感染:感染した人が咳やくしゃみを手でおさえたり、鼻水を手でぬぐった後に、机やドアノブ、スイッチなどに触れると、その触れた場所にウイルスが付着します。その付着したウイルスに健康な人が手で触れ、その手で目や鼻、口に再び触れることにより、粘膜・結膜などを通じてウイルスが体の中に入り感染するものです。

空気感染:ウイルスが空気中に長く浮かんで、それを吸い込んで感染するものです。風邪の場合、空気感染については積極的な証拠がないということで、あまり心配しなくてもよいとされています。

スポンサーリンク

感染しないための対策

このような憎たらしい風邪に感染しないためには、普段から予防を徹底することが重要です。周りを見渡したときに、ゴホゴホと咳をしたり見た目も熱っぽい様子で、いかにも「風邪ひいちゃいました。」みたいな人がいたら要注意です。注意すべきは飛沫感染接触感染ですね。

例えば、電車内のような閉鎖された空間に風邪のウイルスに感染した人が複数いた場合、ウイルスは車内のあちこちに飛散し、シートやつり革などもウイルスだらけということになります。まさにウイルス地獄ですね。

それから学校や職場。ゴホゴホ咳をしている人に向かって、「マスクしてください!」ってなかなか言いにくいですよね。ですから、自分で予防するしかありません。

外出先ではマスクを着用

まず、外出する時にはマスクの着用です。しかしながら、マスクはガーゼや不織布で出来ていますし、鼻や頬、顎のあたりに隙間ができるとウイルスや細菌の侵入を防ぐことは出来ません。

では、なぜマスクが効果的かと言うと、マスクをしていれば呼吸したときの暖かい空気や湿気が口の周りに留まるので、冷たくて乾いた空気を好む風邪のウイルスが繁殖しにくいらしいんです。口の周りにウイルスが張り付いても風邪をひきにくいってことですね。

一方、風邪をひいた人がマスクをすれば、周りの人たちへの感染予防という点では効果絶大です。少なくとも、咳と一緒に放出される唾液や鼻水はマスクの中に留まりますから…。

まめな手洗い

そして、手洗いです。水をザザッとかけるだけではダメですよ。指の先から手首まで消毒薬を使って念入りに洗ってください。とくに、外出先から戻ったときは手洗い必須です。

不特定多数が使用する電車の吊り革や、エレベーターのボタン、ドアのノブなどには風邪のウイルスが付着している可能性が高いので、そういう場所を触った手にも当然ウイルスが付着しています。ただちに手洗いしてウイルスを洗い流すことが効果的です。

間違っても、そういう場所を触った手で、自分の目や口、鼻などを触らないようにしてください。自分でウイルスを体内に取り入れているようなものですから…。

 

 

出典:厚生労働省ホームページ

こまめな水分補給で、ウイルスや細菌を除去する

風邪のウイルスが口や鼻から侵入した場合、のどや鼻にある粘膜が重要な役割を果たします。のどや鼻の粘膜には「繊毛(せんもう)」という細かい毛があって、これが小刻みに動くことでウイルスや細菌を体内から排出させるんです。

でも、体内の水分量が減ると繊毛が乾燥してしまい、活動が鈍くなってしまいます。こうならないようにこまめな水分補給が必要です。

ちなみに、ウイルスは消化器官内に入ると分解されるので、感染や増殖の恐れはありません。

トイレで手を洗わないオジサン

風邪の予防にマスク、手洗い、水分補給が効果的ことをご紹介しました。しかし、世の中にはこうしたルールをまるで無視するかのごとく、全く手を洗わない人もいます。

一番酷いのは、トイレに入ったにも関わらず、手を洗わずにそんまま出て行ってしまう人ですね。駅の公衆トイレや飲食店のトイレなどで時々遭遇するんですけど、ほぼ中高年のオジサンです。こういうオジサンに限って、風邪とは無縁な風貌をしてるんです。風邪ウイルスもこういう不潔なオジサンに付着するのはイヤなんですかね(笑)。

そういうオジサンが触ったドアノブには、絶対に触りたくないですね。私から見たら風邪のウイルスの方がよっぽどマシです。こんなとき、自動ドアなら問題ないんですけど、ノブを回さないと開かないドアは困ります。

そのドアノブを触ったら、オジサンのアソコを間接的に触るようなもの。「キチンと手ぐらい洗えよ」って内心怒りもこみ上げてきます。仕方が無いので、私の場合、洗面所のお手拭きペーパーを1枚取って、それでドアノブをつまんで回していますよ。

トイレの出入り口を全て自動ドアにして欲しいと思うのは私だけでしょうか。

まとめ

最近、私の周りでもゴホゴホと咳をしている社員を見かけます。いよいよ本格的な風邪シーズン到来ですね。

まずは、私たちの周りには風邪のウイルスや細菌があちこちに存在していることを認識しましょう。そして、あちこち触った手で、口や鼻、目を触らない""手洗いとこまめな水分補給"、これが風邪予防の合言葉です。

 




生活・文化ランキング

にほんブログ村 その他生活ブログへ
にほんブログ村

コメント