自転車事故を起こすと1億円近い損害賠償を命じられることも

ロードバイク

最近、よくニュースで自転車と歩行者の交通事故が取り上げられます。意図的にぶつかることはないと思うので、まさに不慮の事故というわけですが、相手が小さな子供やお年寄りですと場合によっては命に関わる危険性もあります。また、1億円近い損害賠償を命じられるケースもあるようです。
今回は、このような自転車事故にどう備えればよいのかについて考えます。

スポンサーリンク

自転車事故が社会問題になっている

全国で発生した交通事故の内、自転車が関連する事故は年々減少傾向にありますが、交通事故全体に占める割合は依然として20%前後と高い値となっています。これは、車などが主な原因となる事故が減少する割合に比べて、自転車が主な原因となる事故の減少割合が少ないということになりますね。

 

出典:警察庁ウェブサイト(自転車関連事故件数の推移)

 

また、自転車が主な原因となる事故を見てみると、その相手当事者の約84%が自動車で最も多くなっており、その約半数は出会い頭の衝突による事故となっています。私も自転車に乗りますが、信号が無く見通しの悪い交差点や、狭い路地から大通りに出るところなどで自動車とぶつかりそうになったことが何度かあります。そういう場所ではお互いに徐行しないとこういう事故は減りませんね。

一方、相手当事者が歩行者の事故も3%ですが約2,550件も発生しています。最近では、自転車でスマホ運転していた学生が歩行者にぶつかって相手を死亡させてしまったり、小学生が自転車で歩行者にぶつかって大けがを負わせてしまった事故などがあり、中には1億円近い損害賠償を命じられるケースがあるなど社会問題にもなっています。こうなると被害者側も加害者側も一瞬にして人生が大きく狂ってしまう大変な状況になってしまいます。

 

出典:警察庁ウェブサイト(自転車関連事故の特徴)

スポンサーリンク

自転車事故は突然にやってくる

私も週末にはロードバイクであちこち出掛けます。天気の良い日などは気分爽快ですよね。プチヒルクライムに挑戦したり、川沿いを気持ちよく走ったり、のんびりポタリングしたり、楽しみ方はいろいろです。

ところが、時々ひやっとすることがあります。脇道から急に車が出てきたり、正面から自転車が逆走してきたときです。中でも一番怖かったのは歩行者とぶつかりそうになったときですね。狭い路地を走っていたときに脇道から子供が飛び出してきて、思わず正面衝突しそうになりましたが、急ブレーキをかけてギリギリのところでセーフでした。こっちは立ちゴケしましたけどね。

こんなこともあって、自転車に乗るときには常に細心の注意を払っていますが、自転車事故はいつどこで起きるか分かりません。せっかく楽しく自転車に乗っていたのに、一瞬の出来事ですべてが台無しになってしまいます。そんなことにならないためにも走行中は交通事故のリスクをイメージして、

  • できるだけ交通量の少ない道路を選んで走る
  • 狭い路地や見通しの悪いところでは徐行する
  • 車道の左側を走行して歩行者との衝突を避ける
  • 後方を確認するためのバックミラーを取り付ける

などの対策が必要だと思います。

自転車保険の加入義務化

ところで、「自転車保険」のことご存じですか?
自転車に乗っているときに人にぶつかって、相手に大怪我を負わせたり、死亡させてしまったときなどに、高額な賠償金を請求されるケースがあります。こうしたときの加害者の経済的負担を軽減するために、自治体による自転車保険加入の義務化が進んでいるんです。

しかし、平成29年に発生した自転車事故のうち、歩行者が死亡または重傷となった事故の自転車運転者の自転車保険加入状況をみると約60%となっており、まだ加入率は低い状況といえます。

 

出典:警察庁ウェブサイト(損害賠償責任保険等に加入しましょう)

 

この自転車保険に入っていれば、万一歩行者とぶつかってケガをさせてしまっても損害賠償を保険で支払うことができますひと月300円前後の保険料で対人補償額1億円という商品もあります。これは絶対に加入した方がよいですね。

こうした背景には、子供による自転車事故が急増していることなどがあげられます。とくに最近の自転車は性能も良くなって、自動車並みのスピードが出る自転車もあるくらいですから、子供の自転車といっても侮れません。
自治体の条例で自転車保険の加入が義務化されていたら、そこに住んでいて自転車に乗る人は保険に加入しなければなりません。また、未成年者の場合は親が加入しなければなりません。

自転車保険の加入を義務化している自治体

自転車保険には、対人賠償保険と対物賠償保険があります。保険の加入が義務化されているところでは対人賠償保険の加入が必須となっています。これは、自転車で人とぶつかって怪我させてしまったときのための保険ですね。一方、対物賠償保険の加入は任意となっています。これは物を壊してしまったときのための保険です。

現在のところ、保険に未加入でも罰則はないみたいですが、万一の事故を考えたら加入をオススメします。 自分の住んでいる町が自転車保険の加入義務化がされていなくても、自転車で行った先の町が保険加入を義務化していれば、保険に入っていないと走れない場合がありますので要注意です。

 

現在、自転車保険の加入が義務化されている自治体は、
埼玉県、相模原市、金沢市、名古屋市、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、鹿児島県

一方、努力義務としている自治体は、
群馬県、東京都、千葉県、静岡市、鳥取県、愛媛県、徳島県、福岡県、熊本県
となっています。

いずれの自治体でも条例による義務化を進める方向で調整がされているようですね。

まとめ

楽しい自転車も、突然の事故で人生が大きく狂ってしまうような状況になるおそれがあります。ロードバイクを趣味にしているような人も、街乗りでクロスバイクを使っている人も、ママチャリでお買い物に行く人も、子供が自転車に乗るご家庭も、万が一に備えて自転車保険に加入されることをおススメします。

にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村

コメント