緊張やあがり症の改善には、バナナでセロトニンを増やすのが効果的

メンタル

「緊張」や「あがり症」の原因として、脳内物質のノルアドレナリンセロトニンの2つが大きく関わっています

「緊張」のメカニズムは、不安や恐怖を感じたときに、ノルアドレナリンが分泌されて、それが交感神経を刺激し、心拍数や血圧を急激に上昇させるものです。緊張で手や足が震えるのも、筋肉が硬直するためです。

一方、ノルアドレナリンの分泌を抑えて精神を安定させ、心を穏やかにする働きをもつのがセロトニンです。このセロトニンが不足するとノルアドレナリンの分泌をコントロールできないために、緊張しやすい状況になってしまいます。

つまり、セロトニンを増やすことができれば、緊張やあがり症に効果があるということです。

今回は、セロトニンを増やす方法についてです。

スポンサーリンク

緊張の原因物質は、ノルアドレナリン

ノルアドレナリンは、神経伝達物質の一つです。不安や恐怖、怒りといったストレスを感じたときに分泌されるもので、別名「怒りのホルモン」とも呼ばれています。

ノルアドレナリンが分泌されると、心拍数や呼吸数、血圧を上げて体を緊張・興奮状態にします。また、ノルアドレナリンが過剰に分泌されることで、イライラしやすくなったりキレやすくなったりする原因にもなります。

こうしたノルアドレナリンですが、物事に集中したり、判断力を高める作用もあります。不足すると集中力ややる気が低下し、場合によってはうつ病などを引き起こす原因となることもあるようです。

セロトニンは精神を安定させる

一方、神経伝達物質のセロトニンは、ストレスなどによるイライラを抑え、精神を安定させ、心を穏やかにする働きがあります。別名「幸せホルモン」とも呼ばれていますね。

体内には約10mgのセロトニンが存在し、消化管粘膜に90%、血小板中に8%、脳内の中枢神経系に2%存在します。この脳内の2%のセロトニンが人間の精神面に大きな影響を与えているんです。

セロトニンが分泌されることで、緊張を緩和する効果が期待できます。しかし、過剰に分泌されるとセロトニン症候群と言われる中毒症状の懸念がありますので注意が必要です。

セロトニンは、トリプトファンとビタミンB6で増やす

このようにセロトニンは、緊張やあがり症の予防に効果があります。セロトニンを増やすことで、緊張の原因であるノルアドレナリンの分泌を抑えることができるからです。

ですが、セロトニンを直接食べ物などから摂取することはできません。脳内の神経伝達物質として働くセロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンが脳内で合成されてできるためです。セロトニンの材料がトリプトファンということですね。

また、このときにビタミンB6がセロトニンの合成を助ける働きをします。

つまり、セロトニンを増やすには、食べ物などからトリプトファンとビタミンB6を摂取すれば良いということです。

セロトニンを増やすための食べ物

セロトニンを増やすためには、その材料であるトリプトファンと、脳内での合成を助けるビタミンB6を効率的に摂取することがポイントです。

トリプトファンは、タンパク質が多い食品に多く含まれます。肉や魚、大豆や納豆、ナッツ類、牛乳、ヨーグルト、チーズを摂ると良いですね。

一方、ビタミンB6肉や魚に多く含まれています。トリプトファンとセットで摂取できるとセロトニンを効率的に増やせると思いますよ。

また、バナナにもトリプトファンとビタミンB6の両方がバランス良く含まれているので、緊張しやすい人やあがり症の方におススメです。

まとめ

緊張をやわらげ、あがり症を改善するには、脳内物質のセロトニンを増やすことで効果が期待できます。そのためには、トリプトファンとビタミンB6を食べ物から摂取することがポイントです。

ただし、セロトニンが増えすぎると中毒症状になってしまうおそれもあるので、栄養はバランス良く摂ることが大切ですね。

バナナは、トリプトファンとビタミンB6の両方を含みますし、手軽に食べられます。「今日は緊張しそうで嫌だな」ってときには、朝食にバナナを食べることで緊張をやわらげる効果が期待できますよ。




人気ブログランキング

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

コメント