極限の集中状態『ゾーン』に入るためには緊張とリラックスが必要

メンタル

「緊張していつもの半分しか実力を発揮できなかった」「緊張して頭の中が真っ白になった」こういう経験ありませんか? 緊張って、スポーツでも仕事でも、全てにおいてマイナスのイメージしかないんですよね。

ところが、この緊張が「試合中のパフォーマンスを最大限発揮させてくれる」「心の底から自信を与えてくれる」というように、プラスに働くものだったらどうでしょう。緊張に対する恐れも無くなって、素直に緊張を受け入れることができるのではないでしょうか。

じつは、私たち人間は『ゾーン』という精神状態に入ることがあります。それは、スポーツや仕事など様々なシーンでみられます。このゾーンに入ると想像もできないような能力を発揮することがあるんですね。追い込まれたときの火事場のばか力とか、野球の試合でボールが止まって見えたなんて状態です。

そして、このゾーンに入るためには、適度な緊張が必要です。

今回は、『ゾーン』と緊張についてです。

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『ゾーン』とは

「ボクシングの試合で、相手のパンチがスローモーションに見えた」「野球のボールが止まって見えた」、このような状態を『ゾーン』といいます。一言でいうと"極限の集中状態"ですね。

人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。

出典:Wikipedia

一流のアスリートは意図的に自分の意志でこのゾーンに入ることができるようにトレーニングを積んでいるようですね。ゾーンに入ることで最高のパフォーマンスを発揮して勝負に勝つためです。

じつは、ゾーンは私たちにも入ることができるんです。身近なところでは、

  • 趣味のプラモデルづくりに没頭して、あっという間に時間が過ぎた
  • ジョギングしていていつもより調子が良く、気づいたらいつもより長い距離を走っていた

なんて状態ですね。

ゾーンに入ると、集中力が高まるだけでなく、自分以外のものがゆっくり見えたり、視覚や聴覚が非常に鋭くなるんです。

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ゾーンに入るためには「緊張」が必要

今やテニスの世界ランキング第1位となった大坂なおみ選手も、試合の前にはかなり緊張しているみたいですね。見事に優勝を果たした2018年全米オープンを振り返って次のように語っています。

決勝までのこの2日間、よく眠れませんでした。決勝を迎える朝はとても早く目が覚めた、ずっと吐きそうな感じだったので、ほとんど昼食を食べられませんでした。

緊張していることは、他の誰にも言いませんでした。打ち明けた相手は、姉だけです。朝、それからランチタイムに電話して、コートへ出ていく3分前にも電話しました。1日中と言ってもいいくらい、しょっちゅう電話していました。

緊張してないように見えるって言われるなんて、おかしいですね。私はいつも、ものすごく緊張してるのに。私は演技がすごく上手なんでしょうね。俳優を目指すべきかもしれないです。

そして、ポイントは次の言葉です。

コートに入るときは緊張していましたが、プレーをするにつれて自分のプレーをできる嬉しい気持ちが勝ってきました

つまり、試合前は極度の緊張状態だったのに、試合が進むにつれて緊張感が少しずつほぐれていって、ある瞬間から『ゾーン』に入ったということです。こうなると試合のペースや流れも大坂選手のものです。

あの大坂選手でさえ緊張するんですから、私たちが人前で緊張するのは当たり前ですね。

ボクシングや野球も同じです。試合前には少なからず緊張しますよね。趣味のプラモデルづくりも「接着剤を失敗したらどうしよう」、ジョギングも「ケガや事故に遭ったらどうしよう」って緊張感をもってやりますよね。

このように、ゾーンに入るためには適度な緊張が必要です。そして、この緊張がほぐれてリラックスしてくると、ある瞬間から極限の集中状態『ゾーン』に入ることがあるんです。

「緊張」をプラスに考える

まず緊張状態に入る。そして、徐々に脳をリラックスさせて、ある瞬間から目の前の課題に一気に集中する。これが『ゾーン』に入る流れです。

「緊張してはいけない」と思うばかりに、身体がカチカチになってしまう。あるいはその反対に、リラックスしすぎて身体がダラーんと伸びきってしまう。これでは本来のパフォーマンスは発揮できません。

緊張とリラックスがちょうど良いバランスになったところがゾーンです。

ですから、「あっ緊張してきた」と思ったときに「まずい、手が震えてしまう」と考えるのではなくて、「ゾーンに入るための第1段階だ」と考えるようにすれば、緊張感をプラスにとらえることができて、リラックス効果もありますよ。

まとめ

極限の集中状態『ゾーン』。

ゾーンに入ることができれば、周りの人目も気にすることなく、自分のペースで物事を行うことが可能です。いつも以上に最高のパフォーマンスを発揮することができるでしょう。

そして、ゾーンに入るためには緊張が必要です。緊張をマイナスばかりにとらえずに「ゾーンに繋がる貴重な状態」というようにプラスに考えることができれば、緊張を楽しむこともできますね。

草野球で「ボールが止まってみえる」なんてときは、ゾーンに入った状態ですよ。

 

 


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