水道料金は、地域と使い方で大きな差が生まれます

生活

水道料金は地域によって大幅な格差があります。これは水源からの距離、原水(水道水の原材料になる水)の水質、水道管の老朽化、市町村人口などによって水道事業にかかる費用が異なるためです。今回は、日常生活における水の使い方で水道料金にどれくらいの差が生じるのか、そして、効率的な水の節約方法について考えてみます。

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水はとても貴重な宝物

水道水の原水は、河川水や地下水です。水は、海や陸から蒸発して雲になり、雨や雪となって再び地上に降り注ぎます。そして、河川水や地下水として自然に恵みを与えながら、海へと流れていきます。このように水は絶えず循環しています。

ところが、気候の影響で雨がしばらく降らない日照りが続くと、河川の流量はどんどん減ってきます。結果、水道水やかんがい・工業用水も不足してきます。とくに日本は国土が狭く、河川の源流部から海までの距離が短いので、水は一気に海まで流れ下ってしまいます。そこでダムやため池を造って水を貯めているんですね。

このように水はとても貴重な宝物です。私も子供の頃によく水道の蛇口を開けっぱなしにして親に怒られました。

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私たちが1日に使う水の量

私たちの生活に水は必要不可欠です。飲料水、調理用、トイレなどの利用以外にも、洗面・手洗い、歯みがき、シャワーなどさまざまな用途で水を使っています。こうした家庭での水利用の他に、かんがい用水や工業用水としても大量の水が使われています。

私たちが使う水の量を表に示します。お風呂の水量を約200リットルとすると、だいたいのイメージができますよね。

 

出典:東京水道局ホームページ(もっと知りたい「水道」のこと

 

ちなみにトイレで流す水量ですが、メーカーカタログを調べたところ、従来品(15年前の製品)ですと約13リットル(大1回/人)、最新の節約型は約5リットル(大1回/人)となっていました。トイレメーカーも、どれだけ少ない水で流せるかがポイントになっています。

水道料金には大きな地域格差がある

こうした水ですが、地域によって水道料金に大きな格差があるんです。私も、仕事の関係であちこち転勤しましたが、水道料金の違いには驚かされました。

水道を管理・運営している多くは各自治体です。水道料金は各自治体ごとに、原水の水質、水源からの距離、土地の形状、人口、水道の布設時期などを基準に決められています。

利用者の人口が少なければ一人当たりの費用がかかりますし、原水の水質が悪ければ浄水場に高度な浄水処理施設が必要となります。ダムを造らなければ原水を安定して確保できないところでは、ダムの建設費の一部を水を使用する住民や企業の水道料金に上乗せして徴収することになります。また、水道管が老朽化しているところではメンテナンスの費用もかかります。

こうしたことから、各自治体によって水道料金に大きな格差が生じているわけです。水道水をすべて地下水から賄っている自治体や、とてもキレイな清水を水源にもつ自治体ではこういった上乗せ料金が発生しないので、水道料金も安いというわけですね。

総務省の公表データを元に、全国の1,303水道事業について、家庭用10m3当たりの水道料金別にグラフ整理してみました。条件は次のとおりです。

  1. 口径別料金体系を採用している事業については、口径13mmの料金を対象とした。
  2. 基本水量を10m3としていない事業については、10m3に換算したもの。
  3. 用水供給事業及び建設中の事業は除く。

1リットル=1/1,000m3 なので、10m3は10,000リットルですね。先ほどのお風呂の水量(約200リットル)に換算すると、お風呂50回分の水の量となります。

これを見ると、一番高いところで10m3当たり3,300円以上。一方、一番安いところでは300円未満となっており、かなり格差が大きいことが分かります。また、全体の平均料金は1,489円です。

 

出典:総務省ホームページ(規模別家庭用10m3当たり水道料金(法適用))を加工

まずは風呂とトイレの節水から

我が家は2人暮らしですが、至近2か月分の水道料金は7,172円、水道使用量は36m3(口径13mm)でした。料金体系は次のとおりです。

  • 基本料金:12m3 1,350円(税込)
  • 従量料金:13~20m3 10.80円(税込1m3あたり)
  • 従量料金:21~40m3 166.32円(税込1m3あたり)
  • 従量料金:41~60m3 228.96円(税込1m3あたり)

21m3、41m3を超えると一気に料金が跳ね上がることが分かります。でも、さすがに現在36m3使っている水を21m3以下にするのは厳しいですね。そこで、日常生活で水の使用量が多い風呂、トイレの使い方から見直すことにしました。

 

出典:東京都水道局ホームページ(水の上手な使い方

 

よくネットなどで、水の節約術として記事が書かれています。それらを参考にすると我が家では次のようなことが出来そうです。

  • 風呂の水量を減らす(200リットルから180リットルにして毎回20リットルの節水)
  • 風呂の残り湯を洗濯に使う(毎回90リットルの節水)
  • トイレで流すときは「小」で1回とする(毎回5リットルの節水)

ざっと試算したところ、これらを2ヶ月実践することで約7,000リットル(7m3)の節水ができそうです。水道料金にすると、約1,160円/2ヶ月の節約ですね。1年あたり約6,960円、10年あたり約69,600円の節約です。

まとめ

水道料金の地域格差に疑問をもち、水道料金の仕組みを調べ、理解できただけでも成果だったと思います。家族全員が水のことを理解し、金額にするとわずかではありますが、節水・節約をコツコツ継続することが家計のためにもなりますし、環境保全の観点でも有効なのではないでしょうか。

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