先日、出張先から帰るときに新幹線の車内にスマホを忘れてしまい、とても焦ったことがありました。
普段、スマホを常に持ち歩き、暇さえあればすぐにスマホの画面をのぞき込んでしまうんですが「手元にスマホが無い」さらには「どこにあるのか分からない」というのは精神的に良くないですね。
私のスマホは、なんとか無事に見つかって、翌日、駅まで受け取りにいきました。
今回は、スマホをどこかに落とした(忘れた)ときの対処法についてです。
スマホが無いことに気づいた、その絶望感
私、よく落とし物するんです。だいたい1年に1回は何かしら落としてます。こんな話、自慢にもなりませんけどね(笑)
最近では、部屋のカギとスマホですね。いずれもズボンのポケットに入れていて、私が思うには、駅のホームや電車の車内に座っていて、脚を組み替えたときに「ポトっ」って感じです。あくまで推測ですけど…。
周りが静かなら落としたときに音で気づくと思うんですが、駅のホームはアナウンスや電車の通過する音が鳴り響いてますし、車内もイスの上だと落としても音がしませんから、まさに要注意です。
さらにそれがお酒を飲んだ後ならほぼ100%アウトです。酷いときはどこに落としたのか見当すらつかないときもあります。
そして結末はいつも同じ。家に帰る途中に手をポケットに入れた瞬間「あれっ、無い!」ですよ。
このときの絶望感といったら表現のしようがありません。夜寝るときも枕元に置いて、日中は常に持ち歩いていますから、まさに24時間365日スマホと一緒です。あえて言うなら、子供をどこかに忘れてきたような感覚でしょうか(そんなことあっちゃダメですけどね)
スマホを落としたら、すぐにやるべきこと
さて、不幸にもスマホをどこかに落とした(忘れた)ことに気がついてしまったら、とりいそぎ次のことを実行しましょう。あくまで私の経験ですが、こういうときは早め早めの連絡がスマホ発見に結びつきます。
落としたスマホに電話してみる
まずやるべきことは、自分のスマホへ電話をすることです。そもそも、スマホが無いので自分のスマホへ電話のしようがないかもしれませんが、家族から自分のスマホに電話してもらうか、一人暮らしであれば公衆電話などから電話します。
誰かが電話に出てくれたらラッキーです。「そのスマホの持ち主の〇〇と申します。どこかでスマホを落としたみたいなんです。失礼ですが今どちらでしょうか?」と電話に出てくれた人に問いかけましょう。
スマホの居場所と無事が確認できたら次に受け渡し方法を確認します。例えば最寄りの駅に預けてもらうとか近くの交番に届けてもらうなどの方法です。このとき、スマホを拾ってくれた方に失礼がないように気をつけてください。
その人にとっては拾ったスマホなんて興味ゼロですし、場合によってはその辺にポイっとすることだってできるんですから…。
私はいつもスマホをマナーモードにして音を消しているので、この「スマホに電話してみる作戦」はあまり期待できませんが、まずは自分のスマホに電話するところから捜索開始です。
GPS機能「iPhoneを探す(iPhone)」、「端末を探す(Android)」
スマホにはGPSを使っておおよその位置を特定することができる機能がついています。iphoneなら「iphoneを探す」、Androidスマホなら「端末を探す」ですね。
GPSの誤差などもあるのでドンピシャの場所とはいきませんが、かなり狭い範囲まで特定できますよね。近くに立ち寄ったお店などがあれば、「あっ、もしかしたらあのお店かも!」ってスマホ捜索のヒントになりますから重要な情報となります。
例えば、iphoneであれば「icloud.com」にログインして「iPhoneを探す」を操作するだけで次のことが可能です。
- 地図上でiphoneの現在位置を確認する
- スマホのサウンドを再生する(マナーモードでも鳴ります)
- 紛失モードを使用してデバイスをロック、追跡する
- デバイス上のすべての個人情報をリモート消去する
- アクティベーションロックでデバイスを保護する
ただし、これらを実行するには事前にお使いのデバイスに「iPhoneを探す」が設定されている必要があります。
思い当たるところに片っ端から電話
GPS機能を使ってもスマホの場所を特定できないときは、立ち寄ったお店や駅の落とし物係など思い当たるところ全てに片っ端から電話して「スマホの落とし物ありませんか?」って聞くことです。
夜間で営業終了のときは仕方がないので翌日朝イチで電話しましょう。スマホが無い一夜を過ごすことはとても心配ですが、良い人がスマホを拾ってくれていることに期待するよりほかありません。
私の経験上、電車の車内あるいはホームなどで落とした場合はほぼ駅で見つかります。
問題は移動中の道路などで落とした場合ですね。でも歩いているときにポケットなどから落ちるのは不自然なので、お店や駅のホームなどでイスに座ったときが怪しいです。とくに脚を組んだりするとズボンのポケットから落ちる確率は高いですよ。
スマホ会社に連絡して一時中断にする
ほとんどの人は画面にロックをかけて、セキュリティ対策をしていると思います。しかし、ロックをかけていない状態で落としてしまった場合、勝手にスマホを使われてしまう恐れがあります。
電話する程度ならまだしも、スマホのクレジット機能で高額な買い物をされてしまったり、メモ帳に登録したパスワードなどを盗まれてしまうこともあります。
このような場合には、ただちにスマホ会社に電話して利用を一時中断してください。主なスマホ会社の連絡先は次のとおりです。
ドコモ
公衆電話やご家庭の一般電話、携帯電話から0120-524-360(24時間受付)にダイヤル。
0120から始まる電話番号は通話料無料です。
ダイヤルの番号をよくご確認のうえ、お間違いのないようにおかけください。
- 電話番号:再開時には、同じ電話番号でご利用いただけます。(新しい電話機で利用を再開する場合も、同じ電話番号でご利用いただけます。)
- 基本使用料:利用中断中も、基本使用料・オプションサービスの使用料などはお支払いいただきます。(利用中断中は、spモードやiモード、メールなどもご利用いただけなくなります。)
出典:NTTドコモホームページ(盗難・紛失したときは)
au
悪意ある第三者に不正に利用されることを防ぐため、電話回線を一時的に止めることができます。
お電話で停止する場合、携帯電話/一般電話から 0077-7-113(年中無休、24時間365日受付)。
- 警察で落とし物をした届出をしましょう。
- 公共交通機関でなくした場合は、各機関の窓口に問い合わせてみましょう。
- 携帯電話が警察に届いた場合は、警察署またはauからご契約者さまへ直接ご連絡を行います。
- 回線停止時には、折り返し先の電話番号も登録しておきましょう。
出典:auホームページ(盗難・紛失でお困りのとき)
ソフトバンク
携帯電話を盗難・紛失された場合は、紛失・故障受付(24時間)、またはソフトバンクカスタマーサポート(9~20時)までお電話いただくか、My SoftBankから電話回線の停止手続きを行ってください。契約者ご本人さまからのご連絡が困難な場合は、ご家族さまからのお電話でも受付可能です。
ソフトバンク携帯電話から:電話番号113(通話料無料)
一般電話などから:0800-919-0113(通話料無料)出典:ソフトバンクホームページ(紛失・盗難にあったとき)
ケータイお探しサービスなどで探してみる
NTTドコモであれば、"ケータイお探しサービス"を契約していれば、お持ちのパソコンなどから探すことができます。ポイントは、
- 落としたスマホの位置を、電話かドコモショップで確認できる
- 自宅からでもパソコンで位置を確認できる
- スマホの電池が切れていても、切れる直前の位置を確認できる
- GPS設定がOFFでも、検索時に自動でONにできる
ということで、万一に備えてぜひ契約しておくことをオススメします。
auなら"位置検索サポート"、ソフトバンクなら"紛失ケータイ捜索サービス"です。
警察に落とし物として登録する
スマホを拾った人が警察署や交番に届けてくれるかもしれません。最寄りの警察署または交番で落とし物の届出をしましょう。落としたスマホの色や形、落とした月日や場所などから警察に届いているかどうかを検索することができます。
出典:警視庁ホームページ(落とし物をした方)
まとめ
私のスマホは東京駅の忘れ物承り所で無事に見つかりました。どうやら新幹線の車内(座席のところ)に落としたようです。平日の夜21時頃に落として、気がついてすぐにJRに電話しましたが見つからず、翌日のお昼頃にようやく見つかりました。
JRの場合、毎日の落とし物の数が半端ないようですね。八重洲口の忘れ物承り所に受け取りに行ったら行列ができているほどでした。

落とし物は見つかった段階でJRの落とし物システムに登録され、東京駅、名古屋駅、新大阪駅などの忘れ物承り所に保管されます。
落としたことに気がついて駅に問い合わせても、このシステムに登録されるまでは「そのような落し物はありませんね」と回答されます。今回も、このシステムに登録されるまでの時間がとても長く感じられました。
さて、駅に問い合わせて自分のスマホが見つかればもう安心です。私も落とした翌日にさっそく受け取りに行きましたが、宅配便等による着払いでの送付もあるそうです。遠方の方はご利用ください。
ということで、スマホを無くしたときの6つの対処法をまとめました。
スマホの落とし物には十分注意しましょう。
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