スピーチで緊張するのは当たり前、あがり症は準備で克服できる!

メンタル

ゼミや卒業研究の発表、結婚式のスピーチや仕事のプレゼンなど、大勢の人前で話す機会が誰しもあると思います。そして、そういう場面が苦手な人もたくさんいます。私もかつてはそうでした。緊張と不安で声が上ずったり、マイクを持つ手が震えたり、脚がガクガクしたり・・。でも、この緊張感やあがり症などの症状は誰にでも起こりうることらしいんです。

そうした私ですが、今でもそういう場面になると緊張はします。しかし、以前と明らかに違うことがあります。それは、「大勢の人を前にしてもっと話をしたい」、「大勢の人に自分の経験や考えを聞いてもらいたい」と日頃から思えるようになったことです。

今回は、大勢の人を前にしたときのスピーチやプレゼンなどで、緊張を和らげて、自分の言いたいことを的確に話すことができる方法をご紹介したいと思います。

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人はなぜ緊張するのか

人前に立つと極度に緊張してしまう、いわゆる「あがり症」の人の特徴として、

  • 人が良くて、何か頼まれても「No」と言えない
  • 周りの人から良く見られたい(嫌われたくない)と思っている
  • 自分の意見を主張せずに、人の意見に合わせてしまう

こんなタイプが多いのではないでしょうか?

こういう人は、おそらく繊細な感情を持っているために、大勢の人前に立ったときに、

  • 皆が見ている前で失敗したくない
  • 失敗して皆に嫌われたくない

こういう感覚や考えが過剰に働いて、普段とは違う"極度の緊張状態"に陥ってしまうのではないかと思います。

そうなると、「大量の汗が噴き出す」、「声が上ずる」、「手が震える」、「脚がガクガクする」などの症状が出てきます。もはやパニック状態ですよね。もう自分の力ではコントロールすることができません。早くこの場が終わってほしいと祈るだけです。

さらに悪いことは、一度でもこういう状態に陥ると、その経験が記憶の中に鮮明に刻まれてしまうことです。まさにトラウマ状態です。そして、再び別の機会で大勢の前でのスピーチやプレゼンの予定が決まると、その瞬間から憂鬱な精神状態になってしまいます。中には、何らかの理由をつけて逃げてしまう人もいるでしょう。でも多くの人はいやいやながら受け入れざるを得ません。

憂鬱な精神状態は発表当日まで続きます。いつもなら1週間が長いなーと思っている人も、こういう時はあっという間に時間が過ぎていきます。そして、ステージに立って、大勢の聴衆を前にした瞬間にその緊張感はついにピークを迎えます。「うっ、も・う・ダメ・・!」、こういう感じではないでしょうか。

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深呼吸とか、手のひらに人と書いて飲み込んでも、ほぼ効かない

これは知り合いのお医者さんから聞いた話ですが、「人は誰しも緊張するし、緊張しない人なんていません」ってことみたいですね。高度な知能をもった人間だからこそ緊張するんでしょうね。

じつは私も極度のあがり症なんです。いや、正確にいうと"あがり症だった"んです。会社のプレゼンとかで大勢の人を前にするのがとにかく苦手で、できるだけそういうところには出ていきたくないと思っていたんです。でも、会社に勤めているとそうも言っておられません。

そこで、雑誌やネットで調べると、あがり症を緩和させる方法として、大きく深呼吸とか手のひらに人と書いて飲み込む、みたいなことが書いてあったんですが、ほぼ効きませんね。あがり症って、もっと複雑な要因が重なり合って起きるものだと思いますし、小さい頃は大丈夫だったけど大人になったら大勢の前に立つ機会が増えて、あがり症になってしまったという人もいます。

まあ、気休めとして深呼吸するのはいいんですが、根本的な解決策にはなりません。"聴衆をジャガイモだと思って話しなさい"みたいなのもありますが、人の顔がジャガイモに見えるはずがありません(笑)。

私から見たら、発表当日にそういう状況になった時点で、もはや手遅れです。今でこそ言えますが、敗因は「明らかな準備不足」、これに尽きます。

あがり症だった私がいつしかスピーチを楽しむようになっていた

さて、かつてスピーチやプレゼンで緊張してしまい、負のスパイラルに陥り、あがり症になってしまった私ですが、最近ではちょっと様子が変わってきたんです。

  • 大勢の人を前にすると緊張はするけど、頭の中はいつも冷静
  • プレゼンすることが決まってから、当日までの間も憂鬱感は一切無し
  • プレゼン当日は、「いよいよ自分のステージが始まる」という意欲に満ちている
  • もっと大勢の人を前にして話しをしてみたいと思う

どうですか? まるで別人ですね。

100人の人を前にしても全然平気です。200人でも300人でも同じ。聴衆の人たちの顔も冷静に見ることができます。ときどき、こちらが話しをしているのに居眠りしている人もいますが、私は講師という立場なので何も言いません。

そうなんです。最近では、いろんなところで研修とか講習会の講師を任されているんです。職場の中だけではありません。普通に外部の団体や他企業に呼ばれて話しをしてくることもあります。

前のオバマ・アメリカ大統領が言ってましたよね。まさに「チェンジ」です。

どうすれば緊張感の中で冷静に話しをできるか

ここからは私がいつもスピーチやプレゼンの前に実践していることです。別に誰に教えられたことでもありません。"とにかく原点に立ち返って考えてみた結果、ここに行きついた"という方法です。

卒業研究の発表にしても、結婚式のスピーチや仕事のプレゼンにしても、目的は似たようなものですよね。重要なことは、大勢の聴衆に"キチンと分かりやすく話しをして理解してもらう"ことだと思うんです。つまり、次のようなことですね。

  • 自分の研究成果を説明して参考にしてもらう
  • 結婚式のカップルのためにお祝いの言葉を贈って喜んでもらう
  • 会社の提案を分かりやすく説明して理解・賛同してもらう
  • 起承転結のような話しの展開を考えて、聴衆を飽きさせない
  • 話しを楽しく集中して聞いてもらうために、ときどき笑いのネタも入れる

このように、スピーチやプレゼンの目的に立ち返って考えれば、自分の主張や考えを大勢の聴衆に伝えることこそが目的です。そのことだけに集中すれば、おのずと緊張感は薄らいできます。キチンと話の内容を伝えることで精一杯で、緊張している暇なんてありません。

キチンと分かりやすく話しをするためには、当然、事前の準備が大切です。パワーポイントで資料をつくり、セリフの骨子みたいなものを箇条書きで簡単に整理し、万全の状態に仕上げるんです。ですから、発表当日までの期間も憂鬱になっている場合ではありません。準備に追われて毎日が大変って状況です。

これこそが、私の実践している「緊張緩和法」、「あがり症克服法」なんです。今ではかなり場数も踏んできたこともあり、全然平気ですね。

とにかく、事前の準備を完璧にして、発表内容もすべて理解しておきます。セリフも棒読みなんてしません。内容が頭に入っているんでスラスラ言葉も出てきます。どんな質問が飛んできても100%回答できる状態にしておきます。こうしたことが緊張や不安を吹き飛ばしてくれるんですね。そうなれば、発表当日も自信をもって話しをすることが間違いなくできますよ。

 

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落語のマクラは、その後の本題へとつなぐイントロ部分ですが、このマクラの話し方や間の取り方、目線や身振り手振りは仕事のスピーチなどで大変参考になります。ぜひ落語を聞いてマクラに隠されたスピーチのノウハウを学びませんか。

まとめ

誰しも大勢を前にすれば緊張します。緊張しない人なんていません。発表当日に緊張と不安であがってしまう、声が上ずる、手が震える、それらは事前の準備が決定的に不足しているから起こるんです。100%の準備が出来ていれば絶対に上手くいきます。ただし、多少の緊張はありますよ。強いて言えば、このわずかな緊張感を楽しんでください。



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