地震はいつどこで起きるか分かりません。
もしかすると週末に家族で旅行に出かけているときに発生する可能性もあります。そうしたときに、車のトランクに必要最低限の防災グッズや非常食が積んであれば、慌てずに済むのではないでしょうか。
今回は、いざという時に備えた車載用の防災グッズと非常食について考えます。
大規模な地震・津波が発生すると避難所に避難せざるを得ない
出典:熊本県ホームページ(熊本地震デジタルアーカイブ)
阪神淡路大震災や東日本大震災のように、激しい揺れを伴う大規模地震や広範囲に浸水被害を及ぼす大津波が発生すると、被災地域内の道路や鉄道、船舶、飛行機などの移動手段は途絶し、電気・ガス・水道といったライフラインも寸断されてしまいます。
仮に、自宅の被害が少しであればそこで引き続き生活することも出来るでしょうが、自宅が倒壊したり、大きく被災している場合には避難所へ行くしかありません。また、スーパーやコンビニには水や食料を求める人が殺到し、ガソリンスタンドはガソリンを求める車で大渋滞となり、それらの入手もすぐに困難となります。
こうした中、被災地外に一旦避難する人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は地域ごとに決められた避難所へ避難するのではないでしょうか。
しかし、地震発生直後は相当な混乱が予想されます。場合によっては市役所や町役場などの庁舎そのものが被災して、一時的に行政機能がマヒすることも考えられます。また、避難所に指定していた学校や体育館が被災したり、そこまでの道路が被災して通行できないこともあるでしょう。
そうしたことを考えると、避難所の開設(避難者を受け入れる準備が整うこと)も地震発生から早くて12時間後、場合によっては1日後になることも想定すべきです。
3日分の防災グッズや非常食の準備
こんな時にあると便利なのが防災グッズや非常食ですね。最低でも3日分の水と食料を用意し、停電・断水などを想定した防災グッズがあれば、なんとか持ちこたえることができます。
さらに、大規模地震を想定すると、
- 地震の激しい揺れから身を守るための方法を学ぶ
- いざという時の避難所と避難経路、連絡方法を家族で確認する
- 倒れそうな家具や食器棚などを固定する
- 車のガソリンを満タンにする
このような家庭で出来る簡単な準備をしておくだけで、災害発生時に生死を分けるといわれる72時間(3日間)のダメージを減らし、生き抜くことが出来ると思います。

車載用の防災グッズと非常食
緊急時には、車を一時的な避難所として活用することも考えられます。熊本地震(2016年)でも多くの人が車で避難し、そのまま避難所の駐車場で車中泊しながら避難生活を送っています。さらに、車で外出中に地震に遭遇する可能性もあります。そんなときに、車のトランクに必要最低限の防災グッズや非常食があれば、安心できるのではないでしょうか。

自宅に備蓄しておく水と非常食を基本として、車には最低限の非常食を置いておけば、いざというときに困らないと思います。通販でも水や非常食を購入できますので、それを自宅用と車用に分けておくだけですね。
まずは、防災グッズです。
車中泊エアーベッド、プラカップ3個、歯ブラシ3個、スプーンフォークセット3個、バガス皿3個、アルミブランケット3個、ラバー手袋、保温・保冷トートバッグ、バケツ、エア枕、懐中電灯(単三電池3本(別売))、携帯用トイレ3個、携帯スリッパ3個、サイドサンシェード2個、リアサンシェード、トレー、ティッシュBOX、給水バケツ、ポリ袋、アルミホイル、ひざ掛け、マスク3個、アルミシート、ポンチョ、バッグ
万一、車で移動中に地震に遭遇してしまっても、これだけあれば緊急の車中泊は出来そうですね。ただし、車載用のスマホ充電器は必需品ですよ。
次に、非常食3日分のセットです。
- アルファ米:6種類 6食
- パンの缶詰:3種類 3食
- おかず缶:3種類 3缶
- レトルトスープ:3種類 6食
- おやつ:2種類
アルファ米だけはお湯又は水でもどす必要がありますが、それ以外の食品はそのまま食べられます。5年保存も魅力ですね。
まとめ
災害時、とくに大規模地震が発生した場合には、自宅の被災などにより避難生活を余儀なくされるケースが考えられます。こうしたときに車を最大限活用できるとプライベート空間の確保もできますし、買い出しなどにも便利です。いつ起きるか分からない地震に対して、日頃から車のトランクに必要最低限の防災グッズや非常食を置いておくだけでも安心ですよね。
コメント