【台風編】帰宅困難者になってしまったときの対処法

リスク管理

台風による大雨や強風の影響で、鉄道やバスが運転見合わせ・運休となるケースがしばしばあります。これが平日夕方の時間帯に重なると、仕事帰りのサラリーマンや買い物を終えた主婦、学生さんたちが一斉に駅などで足止めされることになり、大量の帰宅困難者が発生します。

今回は、「台風」による影響で帰宅困難者になってしまったときの対処法について考えてみます。

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鉄道は強風にめっぽう弱い

台風が接近してくると、次第に雨や風が強くなってきます。そして、いよいよ台風の強風域に入ってくると一気に強風が吹き荒れて、雨傘は全く役に立たず、立っているのも困難な状況になります。こうなると、真っ先に停まるのが「鉄道」です。

JR東日本では、風速25m/s以上になると在来線の運転を見合わせ。新幹線も20m/s以上の風速で段階的に徐行や運転見合わせとなります。また私鉄各社でも、風速25m/sから30m/sでおおむね運転を見合わせるようです。鉄道の弱点が「強風」であることが分かります。

でも、このJR東日本の運行規制ですが、じつは2005年に羽越本線(うえつほんせん)で発生したJR羽越本線脱線事故に起因しているものなんです。

2005年(平成17年)12月25日19時14分頃、山形県庄内町のJR羽越本線・北余目~砂越駅間で、秋田発新潟行きの特急「いなほ14号」が最上川橋梁通過後の盛土区間を走行中に突風にあおられ、6両編成の全車両が脱線。

うち先頭から3両が転落・横転し一部の車両が進行方向左側の建物に衝突。事故当時、列車には乗客乗員46人が乗車しており、この事故で乗客5人が死亡、乗客乗員33人が負傷したものです。

当時、事故現場周辺では北海道の西の海上にある低気圧からのびる寒冷前線が通過中で、大気の状態が非常に不安定となっており、突風の発生しやすい気象条件となっていました。

 

事故原因については、瞬間風速40m程度の局所的な突風で車両が傾いたものと結論づけられました。そして、JR東日本ではこの事故を受けて、それまで30m/sで運転見合わせとしていた運行規制を25m/sに見直したんです。

この運行規制見直しによって、JR東日本の強風による鉄道事故は起こりにくくなったみたいです。でも、他の私鉄各線より基準が厳しくなったことで、JR線は運転を見合わせているのにも関わらず、他の私鉄各線は通常運行している、といった状況もあるようですね。

先日の台風24号のときには、JR東日本が首都圏の全ての鉄道を運転見合わせとする「計画運休」を初めて実施しました。この日は日曜日でしたが、駅にはたくさんの帰宅困難者ができて、駅で一夜を過ごした人もかなりいたようです。また、翌日の朝も線路に倒れた倒木の撤去や点検のためになかなか鉄道が運転再開できず、駅周辺は大混乱でしたね。

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鉄道が運転見合わせになったらどうする?

鉄道が運転を見合わせると、次に移動手段として考えられるのは路線バスまたはタクシーです。しかし、これも長くは続きません。台風本体がいよいよ近づいてくると、状況によってはバスも運転を見合わせてしまいます。

最近では、台風の接近を見越して早めに運転を見合わせるバス路線もあるみたいです。タクシーも同様です。タクシー乗り場で横なぐりの雨に濡れながら待てども待てどもタクシーが来ない、なんて状況ありますよね。流しのタクシーが拾えればラッキーです。

そうなったら、もうどうにもなりません。自宅まで歩いて帰れる人を除いて、自力で帰れない人はどこかで台風が過ぎ去るのを待つしかありません。快適に長時間滞在できる場所としては、デパート、カラオケボックス、ファミレス、ネットカフェなどが思い当たりますが、最近ではデパートなども閉店時間を大幅に繰り上げるところが多くあります。

終電の時間も過ぎて、いよいよ朝までどこかで時間をつぶすしかないと決まったら、真っ先に考えるのはビジネスホテルです。でも夜になってからではすでに大量の帰宅困難者で予約はいっぱいだと思います。

横になれる場所として、他には、カプセルホテルやサウナなども候補ですね。そして、カラオケボックス、ファミレス、ネットカフェなどです。これらが全ていっぱいで入れないときには、最後は駅構内です。

帰宅困難者にならないために

まず、台風接近時には鉄道などの運行状況を確認することが第一です。計画運休の予定があるかどうか、自分が使う鉄道のホームページなどでチェックします。そして、鉄道が運転見合わせになる予定時刻が分かれば、それまでに帰るようにします。

でも、仕事が忙しかったりするとそうもいきませんよね。そういうときは、帰らずにどこかで泊まることも選択肢に入れて、早いタイミングでビジネスホテルを予約しておくのが良いと思います。とりあえずその日の宿が確保されていれば、精神的にも落ち着きますよね。

もう一つは、いつも通勤や通学などで使っている移動ルート以外の別ルートを確認しておくことです。鉄道以外にバスなどの利用も含めて、多少遠回りになっても自宅付近まで帰れるルートを確認しておきます。時速4kmで2時間くらいまでなら歩けるという人であれば、自宅から半径8km以内までたどり着けばなんとかなるでしょう。

タクシーは運賃しだいですね。東京から大宮まで帰る場合、鉄道であれば550円ですが、タクシーだと約11,000円です。1万円出すのであれば、私だったら会社近くのビジネスホテルに泊まりますね。

まとめ

台風が接近するとき、鉄道も「乗客を安全に目的地まで運ぶ」ということを最優先に考えて、早めに計画運休などの対応をとっていると思います。運転見合わせや計画運休については、JRのみならず私鉄各社でもさらに安全管理が徹底されていくのではないでしょうか。

こうした中、私たち鉄道利用者も帰宅困難者にならないように行動しなければなりません。帰宅するタイミング、帰宅する方法、帰宅しないことを選んだときの行動、これらを日頃から考えておく必要があると思います。

 

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